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ラガーとエール

Lager & Ale|読了80秒|更新:2026年7月12日

結論ビールの膨大な種類は、まず発酵方法による「ラガー」と「エール」の二つに大別できます。低温で下に沈む酵母がラガー、常温で上に浮く酵母がエール。この一点を押さえれば、クラフトビールの棚が急に読めるようになります。

違いは「酵母」と「発酵温度」

分岐点はたった一つ、使う酵母とその働く温度です。

ラガーエール
酵母下面発酵(下に沈む)上面発酵(上に浮く)
発酵温度低温常温〜高温
味の傾向すっきり・キレ・爽快豊潤・香り高い・複雑
代表例ピルスナー(一般的な国産ビール)ペールエール、IPA、スタウト

日本人が「ビール」と思っているのは、ほぼラガー

日本の大手メーカーの定番ビールの多くはラガー、なかでもピルスナーというスタイルです。あの黄金色でキレのある爽快さが、私たちの「ビールの基準」を作ってきました。一方クラフトビールの世界で個性を放つIPAやスタウトはエール。つまり「クラフトビールは香りが濃い」と感じるのは、多くの場合ラガーからエールへ移っているからです。

どう選ぶか

喉ごしと爽快さが欲しい日はラガー、香りや味わいの深さを楽しみたい日はエール——この軸で選べば大きく外しません。次の一歩は、エールの中のスタイル(ペールエール/IPA/スタウト/ヴァイツェン)を知ることです。

編集部注:「とりあえずビール」の「ビール」は、ほぼラガーを指しています。エールを一杯知るだけで、選択肢が二倍以上に広がる。ビールの世界の扉は、この一語で開きます。

よくある質問

ラガーとエールの違いは?

発酵方法です。ラガーは低温で下に沈む酵母(下面発酵)、エールは常温で上に浮く酵母(上面発酵)を使います。ラガーはすっきり、エールは香り高く複雑な傾向です。

日本の一般的なビールはどちら?

多くはラガー、なかでもピルスナーというスタイルです。黄金色でキレのある爽快さが特徴です。

IPAやスタウトはどちら?

エールです。エールは香りや味わいが豊かで、クラフトビールで個性を出しやすいスタイルが多く含まれます。

関連項目

ビールの棚——ほかの項目へ 住所録——クラフトビール20種のルーフトップ

出典:一般的なビール醸造の分類に基づく編集部まとめ。スタイルの境界には幅があります。