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吟醸酒

ぎんじょうしゅ|読了80秒|更新:2026年7月12日

結論よく磨いた米を低温でゆっくり発酵させて造る清酒。リンゴやバナナを思わせる華やかな香り(吟醸香)が最大の特徴です。精米歩合60%以下が吟醸、50%以下が大吟醸——磨きの度合いが名前を分けます。

吟醸香はどこから来るのか

吟醸酒の主役は「吟醸香(ぎんじょうか)」と呼ばれる果実様の香りです。これは米や水にもともとある香りではなく、低温でゆっくり発酵させる過程で酵母が生み出す成分によるもの。だから吟醸造りとは、香りを引き出すための温度と時間の管理術だと言えます。

吟醸と大吟醸——精米歩合が分ける

両者の境界は精米歩合(米をどれだけ磨いたか)です。数字が小さいほど、雑味のもとになる外側を削り落としています。

名称精米歩合傾向
吟醸酒60%以下華やかさと飲みやすさの均衡
大吟醸酒50%以下より澄んだ香りと繊細さ

さらに醸造アルコールを加えず米だけで造れば「純米吟醸」「純米大吟醸」になります。詳しくは精米歩合と純米酒の項目へ。

味わいと楽しみ方

華やかな香りを活かすため、10〜15℃程度に冷やして、香りの立つグラスで飲むのがおすすめです。温めると繊細な吟醸香が飛びやすいので、燗には向かないものが多いのが目安。味の濃い料理より、繊細な前菜や白身魚と合わせると香りが引き立ちます。

編集部注:吟醸酒は「日本酒はおじさんの飲み物」という先入観を最も崩しやすいカテゴリです。ワイングラスに注いだ純米大吟醸の香りは、白ワインを好む人ほど驚きます。入り口として理想的な一杯です。

よくある質問

吟醸酒と大吟醸酒の違いは?

精米歩合の違いです。吟醸は60%以下、大吟醸は50%以下まで米を磨きます。大吟醸のほうがより繊細で澄んだ味わいになる傾向があります。

吟醸香とは何ですか?

低温発酵の過程で酵母が生み出す、リンゴやバナナを思わせる華やかな果実様の香りです。米や水由来ではありません。

吟醸酒は冷やすべきですか?

はい。10〜15℃に冷やすと吟醸香が引き立ちます。温めると繊細な香りが飛びやすいため、燗には向かないものが多いです。

純米吟醸との違いは?

醸造アルコールを加えず米だけで造ったものが純米吟醸です。吟醸酒は少量の醸造アルコールを加えて香りを引き立てる場合があります。

関連項目

精米歩合——磨きの数字の読み方 純米酒——「米だけ」の意味 日本酒の棚——ほかの項目へ

出典:国税庁「清酒の製法品質表示基準」に基づく編集部まとめ。